お香の起源
“沈水、淡路の嶋に漂著れり”
お香の起源は、パミール高原(その大部分は現在のタジキスタンに含まれる)に発するといわれ、その後インドに伝わりました。紀元前5世紀後半「釈迦」による仏教が興ると、焼香としての「香」が盛んに奨められ、仏教の伝播とともにお香は中国を含め各地へ伝わっていきました。
我が国では、『日本書紀』に“推古3年(595年)の夏4月、淡路島に沈水(ちんすい)が漂着した”と記されており、これがお香に関する最古の記録になります。
- 「日本書紀」巻第二十二より
- 三年夏四月 沈水漂著於淡路嶋 其大一囲 嶋人不知沈水以交薪焼於竈 其烟気遠薫 則異以献之
- 西暦595年、長さ8尺(2m以上)の流木が淡路島の西岸に漂着しました。
島民たちはそれをただの流木だと思い、ほかの薪と一緒に竃の薪としてくべたところ、煙とともに素晴らしい香りが遠くまで広がり、島民たちはその流木を朝廷に献上しました。
このことは聖徳太子の目に触れることとなり、太子はすぐにそれを「沈香木(ジンコウボク)」と見抜いたといわれ、同様の記述が『聖徳太子傳歴』にも記されています。
- 「聖徳太子傳暦」より
- 夏四月 著淡路島南岸 島人不知沉水 以交薪燒於竈 太子遣使令献 其大一圍長八尺 其香異熏 太子觀而大悅 奏曰 是爲沉水香者也 此木名栴檀香木 生南天竺國南海岸
伝説をいまに残す

西暦595年に淡路島に流れ着いた香木は、朝廷に献上されたのち、聖徳太子が観音像をつくったとされています。
淡路島の海岸沿いにたたずむ枯木神社には、今もその香木をご神体として大切に祀られています。

また、淡路島にある伊弉諾神宮境内には、香木伝来を記念して石碑が建てられています。
お香の発展
変化、時代とともに

仏教が日本に伝えられたのは、538年とされており、仏教儀式と供香(焼香)との関連からも、日本のお香の歴史は595年よりも早く始まっていたと思われます。奈良時代には、唐の僧「鑑真和上」が来朝し、さまざまな香薬と焼香などの調合技術を伝えたことで、“日本の香=薫物(たきもの)”は発展し、空薫物(からたきもの)(※)が生まれました。平安貴族たちは、より優美な芳香を求め、その調合を洗練させ、遊技の「薫物合せ」を生むこととなります。
この日本独自の香りの文化は、この後の香道が形成される源となります。優雅な王朝時代から武家の時代へと移行してくると、複雑な薫物の香りに代わり、香木一木(いちぼく)の香りが好まれるようになり、さまざまな香木の香りを聞き比べる「聞香(ききこう・もんこう)」へと発展しました。そして室町時代になり「香道」が成立することとなります。
お香は、茶道ではお茶席を清めるため炉で焚いたり、寺院では燃える長さで時刻を知る時計(香時計・香盤)として用いたりしていました。それ以外に着物に香りを移す伏籠(ふせご)、鞠香炉(まりこうろ)など、さまざまな使い方をされてきました。葬儀での「香典」も元々は仏前に香(お線香)を供えることを意味していましたが、現代では香の代わりとして現金が渡されるようになりました。このようにお香は日本における長い歴史の 中で、さまざまな形で時代の移り変わりとともに根付いてきたのです。
※空薫物とは…
仏教の供香から離れ、香り自体を楽しむもの。練り香の原形。
お線香の歴史
「お線香」という棒状のお香が初めてつくられた時代については、
- 天正年間(1573~1591年)に、中国から大阪・堺あるいは長崎にその製法が伝えられた
- 寛文二年(1662年)五島一官が中国福州から伝え長崎で開始
といったようなさまざまな説があります。
明確ではありませんが、江戸時代初期には現在の「お線香」と呼ばれる形状のお香はつくられていたようです。
お線香は「慈悲の心」を表しているといわれています。
お線香を焚き、その香りが広がることで慈悲が平等に行き渡るという意味があるとされています。
香りの分類
変化、時代とともに
香道において、香は「香木=沈香」です。
香木の分類や鑑賞の基本となるのが「六国五味(りっこくごみ)」といわれるもので、室町時代、足利義政の臣、志野宗信が中心となって、多量多種類の香木の分類を完成させたといわれています。
六国五味とは
昔は香りを「木所(きどころ)といって産地名で分類していました。
それが時が経つにつれて、その産地の香木の特徴を持っている木をすべてそれに当てはめ、品質によって香木を分類するようになりました。
(その香りの特性で分けていたため、必ずしも現在の産地と合うとは限りません。)
- 伽羅(キャラ)
- 産地ベトナム
- 香り
その様やさしく位ありて苦を立てるを上品とす。
自然とたをやかにして優美なり、
譬へば宮人の如し。
(『六国列香之辨』より - 伽羅はインドのサンスクリット語で「カーラ・アグル=黒い」という言葉に由来する。
- 羅国(ラコク)
- 産地タイ(暹羅(シヤム)国)
- 香り自然と匂ひするどなり、
白檀の匂ひありて多くは苦を主る。
譬へば武士の如し。
(『六国列香之辨』より)
- 真那伽(マナカ)
- 産地マレーシア(マレー半島のマラッカ)
- 香り匂ひ軽く艶なり。早く香のうするを上品とす。
香に曲ありて、譬へば女のうち恨みたるが如し。
(『六国列香之辨』より)
- 真南蛮(マナバン)
- 産地インド南西部マラバル地方
- 香り味甘を主るもの多し、
銀葉に油多くいづること真南蛮のしるしとす。
然れども、外の列にもあるなり師説を受くべし、
真南蛮の品は伽羅をはじめその余の列よりも
誠にいやしく、譬へば百姓の如し。
(『六国列香之辨』より)
- 寸聞多羅(スモタラ)
- 産地インドネシア(スマトラ)
- 香り前後に自然と酸きことを主る、伽羅にまがふ。
然れども位薄くして賤しき也。
其品譬へば地下人の衣冠を着たるが如し。
(『六国列香之辨』より)
- 佐曽羅(サソラ)
- 産地不明
- 香り匂ひ冷やかにて酸し、
上品はたき出し伽羅にまがふ也。
自然に軽く余香に替わり、
其品譬へば僧の如し。
(『六国列香之辨』より) - インドのデッカン州のブーナ地方にあるサッソール、サスバール、サスバードのどれかの音とされているが諸説あり。
香りの特性の表現は、味覚の要素に変えて表現していました。
その当時の人々は、一つの香木をとって、それがどこの産地(=六国)で、どんな香り(=五味)に属するかを聞き分け、珍重したといわれています。
お香の原料
お香は多種多様な原料の調合によってつくられますが、一般的なものは、基礎材として椨粉(タブコ)(※1)に香料を混ぜ合わせ色をつけて製造されます。
香料は、植物性のものと動物性のものに大きく分けられます。
天然の香料には、以下のものがあります。
- 人為的に増やせない植物性の伽羅や沈香、動物性の竜涎香(リュウゼンコウ)や麝香(ジャコウ)など
- 人為的に増やせる白檀・桂皮・丁子などの生薬
- 香水などにも使われるローズや柑橘系の香油など
薫寿堂で使用している香料は、IFRA(※2)等が定める実施要綱に準拠したものを使用しています。
(※1)椨粉とは…
東南アジアなど暖かい土地に産する常緑樹である椨の樹皮を乾燥し、粉末にして使用したもの。ほとんど無臭で香木・香料を添加しても香りを損なわず、水分を加えると粘りも出るため、つなぎの役割として広く使われています。
(※2)IFRAとは…
International Fragrance Associationの略。世界的規模で、人や環境に対しての安全性を自主規制(実施要綱の制定:香料の使用基準・使用制限、使用禁止など)という手段で確保する団体です。
基材
- 椨(タブ) Japanese Oak
- クスノキ科の常緑高木で別名「イヌグス」ともいう。
この木の樹皮を粉にし、お香やお線香の基材・つなぎとして利用する。
A large evergreen tree of the laurel family. The dried and powdered bark is the main ingredient used in incense because it has almost no odor, so adding fragrant woods or fragrances does not impair the scent, and it will become sticky when water is added.
- 炭粉末(スミフンマツ)
- 木炭等を粉々にしてパウダー状にしたもの。
煙の少ないお香やお線香の基材として使用される。
香木
- 沈香(ジンコウ)Agarwood
- ベトナムやインドネシア、インドで産出されるジンチョウゲ科の常緑高木。
木部に分泌・蓄積された樹脂を乾燥させたもの。
原木は非常に軽いが、樹脂が沈着することで水に沈むようになり、その名前の由来となった。
The treasured part of an evergreen tree of the Zingiberaceae family in which resin is deposited and matured for more than a hundred years.
- 伽羅(キャラ)
- 沈香の一種で、その最上品が「伽羅」として考えられ、非常に貴重なもの。
独特な芳香を放ち、香道に使用される主な原料となっている。
- 白檀(ビャクダン)Sandalwood
- インドやインドネシアで多く産出されるビャクダン科の半寄生常緑高木。
インド・マイソール産の白檀が最高品質とされ「老山白檀(ロウザンビャクダン」と呼ばれている。
香料のほか、仏像や扇子、念珠等の原材料としても使用されている。
A semi-parasitic evergreen tree of the Santalaceae family. It take a half-century for it to produce a sweet, heavy,yet warm aroma in hearwood. It provides a lingering oriental aroma, which has been used as an essential oil in Western culture. The characteristics of sandalwood vary by region, but the best santalwood is known to be the one from southern India which has a mellow fragrance.
生薬(植物性香料)
- 大茴香(ダイウイキョウ) Star Anise
- 中国南部やインドシナ半島北部などに自生するモクレン科の常緑灌木の果実を乾燥させたもの。
八つの角のような形をしていることから「八角(ハッカク)」「スターアニス」とも呼ばれて、香辛料や健胃剤としても使われている。
Dried fruit of the anise that is native to China. Complex aroma with refreshing and sweet fragrance. As an herbal medicine, it is known to keep the stomach healthy. Star anise is also an essential spice for Chinese cuisine and is often used to combine various aromas together.
- 桂皮(ケイヒ) Chinese Cinnamon
- 中国南部やベトナムなどに産するクスノキ科の常緑高木の樹皮を乾燥させたもの。別名「シナモン」。
日本では同属の植物「ニッケイ」の根皮から製する日本産桂皮を産出する。
食品香料のほか、健胃剤、解熱剤としても使われている。
The bark of a tall evergreen tree of Cinnamomum of Lauraceae family. It has a characteristic refreshing aroma with a pungent, bitter fragrance mixed with mellow sweet fragrances. Historically, Chinese cinnamon was used to keep the stomach healthy, as an antipyretic, and a painkiller. Today, people used it widely as a spice and flavoring agent for foods.
- 丁子(チョウジ) Clove
- インドネシアなどに産するフトモモ科の常緑香木の花蕾を乾燥させたもの。
別名「クローブ」。
香辛料として広く用いられている。
Fermented and dried flower buds of trees in the Myrtaceae family, an evergreen medium-tall tree, native to the Maluku islands. It gives off a rich, sweet, pungent fragrance, with an aroma that is simultaneously stimulating and invigorating. Since it is highly effective in preserving and sterilizing, it was widely used as a medicine for the stomach or as a spice.
- 龍脳(リュウノウ)
- インドネシアなどに産するフタバガキ科の常緑高木から採取される結晶状のもの。
防虫剤や防腐剤として古くから使用されている。
- 甘松(カンショウ)
- 東インドや中国などに産するオミナエシ科の多年草の根や茎を乾燥させたもの。
別名「スパイクナード」。
聖書の中でマリアがイエスの足に塗ったとされるもの。
動物性香料
- 麝香(ジャコウ)
- 中国雲南地方・四川省やチベットに生息する雄のジャコウジカの香嚢(包皮腺)を乾かしたもの。
一頭で約30gしか採取できず、非常に高価。それ自体は強い悪臭を放つが、微量を溶剤で希釈すると芳香を発する。
※1973年ワシントン条約により輸入が禁止されている。
- 竜涎香(リュウゼンコウ)
- アフリカ・インド・スマトラ・日本・ブラジルなどの海上で発見されるマッコウクジラの腸内に発生した病的結石と考えられる異物を乾燥させたもの。
別名「アンバーグリス」。
保存剤や保香剤として用いられている。
※1986年商業捕鯨が禁止されたため、現在は入手困難になっている。
- 貝香(カイコウ) Shell Incense
- 主にアフリカに産する巻貝の蓋。
熱を加えることにより芳香を発し、香りを長持ちさせる保香剤として用いられている。
Primarily made from the powdered caps of spiral shells found in Africa. When heat is applied, it releases a fragrance and is used as a fixative to help the scent last longer.
その他香料
- ラベンダー
- 紫色の米粒ほどの花が夏になると咲き清々しい芳香を発する。
ローマ人によって広められ、エリザベス1世朝以降のイギリスでは、衣服に香りを付けたり、頭痛・風邪などを治すために用いるなど広く利用されていた。
お香の分類
「香」とは下図のようにお線香から掛香までを含む総称です。
一般的な呼び方
お線香
- 匂い線香(仏壇用)
- クスノキ科の一種である、椨(タブ)と呼ばれる木の樹皮粉末を基材に、各種の香木・香料を調合した香りを加えてつくられます。
現在、各寺院や広く家庭でも使用されており、一般家庭では長さ約14cmのものを用いますが、寺院などでは60cmを超えるものもあります。
断面は丸状のものと角状のものがあり、また特殊なものでは、長時間燃え続ける「巻線香」(伸ばすと約2.2mもある)や燃えた灰の上に経文の字が浮き出る板状・棒状のお線香もあります。
- 微煙線香
- 今日よく使われている“煙の少ないお線香”も「匂い線香」に入ります。
ベース材を椨粉だけでなく木炭・活性炭などを使うことにより、煙が抑えられたお線香です。
香料も従来の漢薬系香料から香水系などの液体香料が主体になることが多いようです。
- 杉線香(墓参用)
- 杉の葉を乾燥し粉末にしたものを原料にして製造され、煙の多い杉特有の匂いがするお線香です。
お墓など戸外で用いられ、一般的に「墓線香」とも呼ばれています。
室内香(お香)
一般的にスティック状の長寸・短寸、コーン型、うずまき型(スパイラル/コイル)などがあり、生活の様々なシーンで香りを楽しむものです。
- スティック
- 最も一般的で種類が多いタイプです。
一定の火力で燃え、折って使用しやすいためお好みの長さで使用できます。
- コーン
- 短時間で香りが広がりますが、下部が太いため途中から一気に煙が増します。
また途中で消すなど適量の使用は困難です。
- うずまき
- 長時間香りを楽しみたいときなどに適しています。
広い部屋や常に出入りがあり、風通しのよい場所などに向いています。
- 練り香
- 香木・漢薬香料を梅肉、ハチミツ、清酒で練り合わせてつくった湿った丸薬状のお香。
沈香ベースの香りのものが多く、お茶席や高級料亭などでよく使われます。
- 香木
- 代表的なものは、沈香・伽羅・白檀です。
角割や刻み以外に姿物としても販売されており、白檀については薄くスライスした切葉もあります。
焼香(ショウコウ)
沈香・白檀などの香木や生薬などを刻んで混ぜ合わせたもので、直接炭火の上にのせて焚きます。
使用される香木・香料の数によっては「三種香」「五種香」「七種香」「九種香」「十種香」などと呼ばれます。
現在では煙の少ない焼香もあります。
※代表的な焼香の「五種香」で使用されている香料は、「沈香」「白檀」「丁香(チョウカ)または丁子(チョウジ)」「欝金(ウコン)」「竜脳(リュウノウ)」の五種です。
塗香(ズコウ)
香木・漢薬香料を細かくパウダー状にして混ぜ合わせたもの。古くは身だしなみとして、体臭を消す目的でつくられ使われた粉末状のお香ですが、のちに身体を“浄める”という意味が込められました。
いまも仏教儀式の前には“浄め香”として手に塗り、口から息を深く吸って体中を浄めるために使われています。
抹香(マッコウ)
塗香より粗いパウダー状のもの。寺院などで散布してその場を清めたり、散華(さんげ)と共に空中に撒いて、その場の香りを演出したりする“粉末状のお香”です。
また、常香盤などの灰の上に筋状に置いてから、端から火をつけ長時間燃焼させて使用したりもします。
匂い袋(ニオイブクロ)
8世紀頃より、貴族の腰飾りとして使用されていましたが、広く使用されるようになったのは、江戸時代になってからといわれています。
掛香(カケコウ)
室内の臭気や邪気を祓うために香木・漢薬香料を調合し、絹の小袋に入れたもの。
柱などにかけたり、女性が懐中したり、ひもをつけて首にかけたりします。
お香の生産地
日本一の生産量

日本で最も多くのお香・お線香を生産している兵庫県。
その中でも特にたくさんのお香・お線香を生産している地域は「淡路島」です。
淡路島のお香・お線香の生産量は、日本国内の生産量の50%以上を占めています。
お線香づくりの始まり
江戸時代末期(嘉永年間)、その頃の淡路島の一宮地区は漁業が盛んでした。
しかし、冬場になると北西からの季節風の影響で漁に出られず、冬枯れ対策のための産業を探していました。
そんな折、江井在住の田中辰造氏が、嘉永三年(1850年)泉州堺で線香製造の技術に出会い、その将来性を期して、熟練の職人を伴って帰り、当時のお線香の原料であった杉の葉の粉末を阿波より購入し製造しはじめました。
これが淡路島のお線香づくりの始まりだといわれています。
お線香の町、一宮地区
旧一宮地区(現在の淡路市)の江井に線香製造が大きく発展した背景には、
- 降雨量が少なく、気候が適していたこと
(製造工程で乾燥を必要とするお線香づくりには、瀬戸内海の西風が非常に有効だった) - 立地条件に恵まれ、原材料の搬入と製品輸送に便利であったこと
- 漁家の婦人、農閑期の副業などによる安価な労働力が得やすかったこと
などが挙げられます。
当時、徳島藩の海上警備の重要な基地であった江井には、軍関係の建物や船倉が設けられ、江井港を利用する船が数多くありました。そのほとんどが九州の長崎、平戸と兵庫、大阪の堺との交易に従事していました。
戦後一時減退しましたが、自社製造者の活躍だけでなく、東京や大阪などの他産地の線香生産基地としても発展し、いまや全国生産量の50%を超えるお線香の町となりました。
お香の製造工程
- 1.調合、混練
- 2.成型
(コーン型やうずまき型は、それぞれの成型機に入れます。) - 3.裁断
- 4.乾燥、検品
- 5.箱詰
このような工程を経て、お香・お線香が薫寿堂から出荷されます。
※近年では、お香の製造についても機械化(混練機、押し出し機、切断機など)や自動化(ダンボール乾燥に伴う空調乾燥室の使用など)が進んでおり、各社において順次導入されておりますが、お香の命である「香り」は天然原料の奥深さ、各社秘伝の調香の妙によるものに変わりはございません。